インド英語
インドの公用語はヒンディ語で、英語は準公用語として定められています。
ただヒンディ語以外にも21の公用語が使われていて、実際にヒンディ語を使用しているのは人口の1/3程度といわれています。
そのため、準公用語の英語がインド国内でよく使われているのです。
その地で長く使われていると、使い勝手のよいように変えられていくのはよくあること。
英語もインドで長く使われているうちに、インド特有の発音や言い回しなどが発生し、聞き慣れていないと何を言っているのかさっぱり分からない、ことになりかねません。
たとえば、Sirをサル、Mrをミスタルと発音します。
初めてこれを聞いたときは、英語ではなくインド語を話しているのかと思いましたよ。
他にも、
Preponeは繰り上げるということ、postponeからの派生語。音が可愛い!
Out of stationは駅(=station)は全く関係なく不在を示します。会話の中でいきなり駅が出てきて話についていけない!と思ってしまいます。
First classは好きなことや良いことを意味します。たとえば、「How are you?」の問いには「First class」と答えるのが通例。
No problem、よく使われる言葉ですが言葉通りにとっては決していけません。
大体において問題があることが多いです。
The same代名詞として使います。
Expiredは亡くなること。My mother passed awayではなくMy mother was expiredのように使われます。これも初めて聞いたときにはショックでした。人に対してexpiredって・・・製品の賞味期限(=expired date)じゃないんだからそんな失礼な・・・と感じました。
インド英語は、ヒンディとイングリッシュを混ぜてヒングリッシュといわれます。
独特の発音と言い回し、味がある言葉です。
チャンスがあれば是非聞いてみて欲しい!